保育について

保育の理念

全ての価値基準を『子どもの最善の利益』とする
未来を生きていく力のある、健全な心身の根っこの育成

保育の基本方針

子どもは遊びを通して、生きる為のあらゆる力を育みます。
子どもの主体的な遊びを通して「こころとからだと知能」の三位一体の成長と発達を促す保育を展開します

保育・教育の目標

①健康で明るく心豊かな子ども

生活リズムを整えます
年齢発達に応じた適切な遊びを通して、思いっきり身体を動かします
様々な活動を通して五感を刺激し、心の発達を促します
心と身体のエネルギーになる食育を推進し、食べることが
好きな子どもを育てます

②自分で考え表現できる子ども

ひとりひとりが自分の思いや考えを出せるようにします
自分と違う他者の考えや思いを聴けるようにします
友達と話し合い、協同する喜びを感じられるようにします
絵本や紙芝居、ごっこ遊び、表現遊びに親しみ、豊かな情緒を育みます

③意欲を持って取り組む子ども

豊かな愛着形成によって、自己肯定感を持ち、安心して活動出来る心を育てます
あらゆる活動や遊びを通して、興味や関心を持たせ、やりたい気持ちを育みます
他者と協調、協力することの喜びを知り、仲間との関係を持つ喜びを育みます

乳児保育三つの視点

乳児期の保育では人間形成の基盤となる三つの重要な視点があります。
乳児期は身近な大人と受容的・応答的な関わりを通じて愛着関係を形成し、気持ちを伝える意欲を育て、他者との信頼関係を構築する大切な時期です。
人との関わりの中であらゆる活動を通して、身の回りのものに興味・関心を持って関わり、感じたこと・思ったことを表現する基礎の力を育てます。

幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿

  • 身体を使う力

    10の姿の「健康な心と体」「自然との関わり・生命尊重」「豊かな感性と表現」にあたります。
    体をうまく使うことや手先が器用になるなど、全身を動かす技術や巧緻性。五感で感じとる感性。
    運動だけでなく、色々なことを心で感じることも大切な力と考えます。

  • 考える力(頭を使う力)

    10の姿の「思考力の芽生え」「数量や図形、標識や文字などへの関心・感覚」にあたります。
    子ども自身が主体的に遊ぶ環境の中で、考える力は育ちます。
    数や文字を、ただ覚えるのではなく、まずは興味を持って、生活に取り入れていくことが学びに向かう力だと考えます。

  • 人と関わる力

    10の姿の「協同性」「道徳性・規範意識の芽生え」「社会生活との関わり」「言葉による伝え合い」にあたります。
    人としての基本であり、最も大切なことです。他者との関係をつくる、思いやる、協働する、きまりを守るなどの基礎は、幼児期に育てていく最も大事なことがらです。
    これらの3つを支えるために大切なのが「自立心」です。
    主体的に「やりたい」と思う気持ちが、さまざまな力を身につける土台になります。その為には愛着と、自己肯定感を育むことが重要で、これらが未来を生き抜く「非認知能力」の土台になります。

当園では、上に述べた保育指針の定めと考え方に則り、子どもが成長発達段階にふさわしい生活と活動が営まれるように、子ども主体の活動の為の保育環境を整えます。

非認知能力について

今、注目される非認知能力について

AI(人工知能)の進展など、これからの社会は私たち大人が経験したことのない急激なスピードで大きく変化します。そんな激しい変化の時代を生きる子供たちに必要な力、それが「非認知能力」です。
文部科学省が示した「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」という初等教育における指針にも、明確に非認知能力の育成の重要さが述べられています。
従来の教育では「読み・書き・計算」などの認知的能力が重視され、暗記型学習が推進されていました。しかし、近未来の社会はAIがこれらを行います。ゆりかもめのように山手線もバスも自家用車もAIが運転するでしょう。
それに代わり、私たち人類は、AIが出来ない課題にチャレンジし激動の世界を生きていく必要があります。日本は少子高齢化で人口減少が進みますが、地球規模では人口爆発が進みます。世界中で燃料資源や食糧の奪い合い、領土獲得を巡る国家間の対立が深刻化します。地球温暖化による異常気象や気象変動による自然災害の増大など、人類存亡の危機を乗り越えていく知恵と工夫が求められます。つまりは答えの無い問題に絶望することなく果敢に挑戦していける心身の力と、受け身ではなく主体的に、異質の他者や文化とも寛容に協調して課題に取組んでいける人間力がひとりひとりの人類に求められるのです。
東京愛育苑さゆり保育園の保育・教育は、全てこの「非認知能力」の獲得につながる「生きるためのちから」を育てることを目指しています。

目標の達成のために必要なちから

忍耐力・自己抑制・目標への情熱

他者と協働のために必要なちから

社交性・敬意・思いやり・寛容

情動の制御のために必要なちから

自尊心・楽観性・自信

そして、これらを育てるために大切にしていることは大きく分けて2つです。


  • 『十分な愛着』

    子どもは大人から無条件に愛されることによって育ちます。
    これを精神医学や心理学の分野では「愛着」と呼びます。愛着を乳児期から経験することで、自分自身への自信を持ち、他者への信頼感が確立したり、自分の気持ちをコントロールしたり、自発的に物事に取り組む基盤が形成されます。

  • 『十分な遊び』

    子どものあそびには後の人生を乗り越えていくための「生きるヒント」のエッセンスがちりばめられています。
    「どうすれば面白い」「なぜそうなっているの」「何が必要か」「出来たら嬉しい」「もっとやりたい」など、〈問い〉や〈探求心〉、〈知るよろこび〉、〈問題解決への工夫〉があふれています。

これらは、就学期以降、学校での学習で必要とされているものばかりです。つまり幼児期のあそびはヒトの知的好奇心の発現であり、この時期に思いっきり遊び込むことが後の人生で大きな意味を持つのです。乳幼児期に、親や周囲の大人とかかわりあいながら、思いっきりあそぶことが出来る子どもは、将来を力強く生きていくための「非認知能力」を獲得し、就学後の学校生活や仲間との人間関係も円滑に過ごしていくことが出来ると信じています。

さゆり保育園を利用される方へ

登園・降園についてのお約束ときまり

  • 誘拐や事故を防ぐため、送迎は保護者または園に登録されている方がして下さい。
  • もし、他の人にお願いする場合は、必ず事前に連絡をお願いします。連絡のない場合は保護者様に連絡させていただき確認後に引渡します。
  • 小学生によるお迎えは、事故防止の点からお引き渡しできませんのでご了承下さい
  • 通用扉はその都度、大人がしっかり閉めてください。開けっ放しにならないようにご注意ください。
  • 登降園の管理は、キッズリーアプリを使用します。
  • 自転車やベビーカーを利用の方は、近隣の迷惑にならないように配慮してください。車での登降園は近隣に迷惑をかけますので禁止しています。
  • 近隣にお住まいの住民の方から自転車の運転の仕方について苦情があります。自転車の利用が禁止にならないようにお互いに安全確認をして、良識ある運転をお願いします。万一の際の自転車賠償保険の加入も義務付けられています(都の条例)
  • 行事がある日は園内に駐輪出来ません。
  • お迎え後は事故防止と近隣住宅への騒音防止の為、園庭で遊ばず速やかに帰宅してください

連絡方法について

園からのお知らせや、保護者様との連絡方法について

園と保護者様の連絡ツールとしてスマホのキッズリーアプリを活用しています。
各種おたよりのPDF配信や、クラス担任からの個別連絡もキッズリーでメッセージをお送りします。
急なお知らせ、緊急時の一斉配信等も行いますので、毎日チェックしてください。
また、保育中のお子様の発熱や体調不良、お怪我等の連絡は、年度ごとに更新する「家庭状況調査票」に保護者様が記された連絡先順位(私用携帯電話や勤務先固定電話・キッズリーの個別メッセージ等)にいたしますが、保護者様の日々のご都合(内勤や外勤の違い、外出先の違い等)で、連絡先が異なる場合もあると思います。
このように普段と連絡先が異なる場合は、必ずその日の所在や連絡先を、キッズリーの個別メッセージ等で明確にお伝えください。

園の様子について

園の様子を知っていただくために

  • ①スマホアプリ「キッズリー」の活用

    保育の様子やトピックスを配信します。適宜、画像も配信しますが、この画像はJPEGデータですので、ご家庭で必要に応じてダウンロードし保存することが出来ます。
    但し、この画像等データーをSNS等で外部に流出させることは絶対にしないで下さい。
    あくまでもご家庭内だけの観賞用としてご利用ください。

  • ②保育参観(クラス別に秋に実施)

    保育の様子やお子様の様子をご覧ください。(参観の方法や、実施期間は事前にお知らせします。ご都合の付かない方は個別対応も可能です)

  • ③保育士体験

    行事等の無い平日の午前中に、保護者様に保育園の様子を体験していただく機会を設けます。(実施時期は事前にお知らせします。担任と相談の上決めてください)

  • ④クラス別保護者会(年2回)

    担任より保育園での子どもたちの様子をお伝えし、成長段階に応じた保育の取組み等、保護者様と園側のコミュニケーションを図ります。(4~5月と1~2月に実施予定です)

  • ⑤個人面談(定例:秋実施)※希望があれば随時可

    担任から普段のお子様の様子をお知らせいたします。保護者様には是非ご家庭での様子をお知らせください。秋に予定しています。
    また、これ以外にも希望があれば、随時個人面談を行います。お申し出ください。

  • ⑥「手つなぎシート」の活用

    子どもの成長・発達の相互理解のために、保護者と保育者が手つなぎシートを活用して1年間の子育ての目標を定め、共有していきます。

行事・写真について

行事のお知らせ・写真についてのお知らせ

  • ①運動会(3~5歳クラス)

    6月土曜日午前中、幼児クラス合同でコオーディネーション運動遊びを中心に、保護者参加型で行います。墨田区立第三寺島小学校をお借りして実施します。
    実施にあたっては、小学校や近隣住民に迷惑をおかけしないよう、園がお知らせするお約束を守ってください。
    尚、0歳児は自由参加ですが「未就園児」のプログラムに親子で参加していただくことが出来ます。

  • ②プレイデー(生活発表会・3~5歳クラス)

    12月の土曜日午前中、園舎内で3.4.5歳児が日常の遊びから発展した遊びをご覧いただきます。

  • ③親子運動遊び(1~2歳クラス)

    10月土曜日午前中、園舎内でコオーディネーション運動遊びを親子で楽しみます。

  • ④誕生日(0~5歳クラス)

    月に一度、クラス毎に誕生会を行います。幼児組は子どもたちと話し合って楽しい誕生会を企画し、誕生月の園児をみんなでお祝いします。
    乳児組は保育者が企画し、誕生月の園児を囲んでアットホームにお祝いします。

  • ⑤遠足(3~5歳クラス)

    3歳クラスは近隣への徒歩遠足、4~5歳クラスは貸切バスでのバス遠足や徒歩遠足を実施します。
    遠足の際は、ご家庭でお弁当のご用意をお願いいたします。

  • ⑥0歳児クラスの行事への参加について

    誕生会・運動会・生活発表会の集団的行事には、成長発達段階を踏まえて、0 歳児は原則として参加しません。
    なぜならば、 この時期には保育者との豊かな愛着関係(心理学用語で言うアタッチメント)を築き、安定した情緒の中で、普段の生活を送ることのほうが心身の発達には重要であるからです。
    尚、1歳児クラスも誕生会への全員参加は年度当初は控える予定です。

  • ⑦写真についてのお知らせ

    保護者様が画像等撮影出来るのは、入園を祝う会・運動会・誕生会・生活発表会・卒園式のみです。
    (撮影の際は他者の迷惑にならないようにマナーをお守りください。三脚や一脚の使用は控えて下さい)
    普段の保育の様子は、園で撮影した画像をキッズリーでお送りします。
    また、これとは別に、プロカメラマンの撮影と、その業者のネットサイトから写真購入が出来るようにしています。
    運動会と生活発表会はプロカメラマンによる動画撮影を予定しており、その業者からDVDを購入することが出来る予定です。その都度お知らせいたします。
    尚、1歳児クラスも誕生会への全員参加は年度当初は控える予定です。

コバちゃん・ナイジェルさんと遊ぼう

■運動遊び
小林宜義先生(中九州短期大学・幼児保育学科講師)によるコオーディネーショントレーニングを取り入れています。
無理なく、楽しく、身体と心を動かし、仲間と強調しながら、身体を動かすのが大好きになります。

■ナイジェルさんと遊ぼう
英国人ネイティブのナイジェル・ボンドさんを招聘し、遊びの中で異文化体験を展開しています。
言葉も肌の色も文化も違う人でも、仲良くなれる、好きになる、心が通じ合うことを経験し、人と社会の円滑な関係性の基礎を育みます。

■キッズダンス
子どもの自由な発想や表現を大切に、リズムや音楽に合わせて楽しみながら体を動かします。